Q&A

MoogaOneに関するご質問・疑問・ご意見にお答えします

よくあるご質問

MoogaOneは図書館サイト向けですか?

いいえ。特に図書館用ではありません。作者が当時図書館に勤務していた事から、最初はそのつもりで作ったのですが、今はどのようなサイトでもお使いいただける形に変更しました。ただし、物品・サービスの販売を目的とした商業サイト、比較的内容の少ない個人サイトなどの小規模サイトに「向いている」とはいえません。

地味でつまらないデザインでは?

はい、地味です。つまんないです。何の変哲もないデザインです。しかし、考えてみてください。なぜ「地味でつまらない」事がマイナスに評価につながるのでしょうか? あなたを含め多くの人は、派手で面白い事を好ましいと捉える傾向があります。特にウェブページのような多様なデザインが可能な視覚的メディアにおいては、作り手も、それを見るほうも、見た目の華やかさを追求しがちです。作る側は自分の個性を発揮したいと思っており、見るほうもそれを期待しています。

派手で面白いサイトはどこがいいのでしょうか? まず楽しい。はい。キレイ。はい。そうですね。でもそれはウェブページを創作物、おおげさにいえば一種の芸術作品として鑑賞した場合に生じる価値判断です。見た目が「いい気分にさせてくれる」からです。しかしウェブページを純粋な情報伝達の手段と割り切った場合には、これらの評価は無意味です。MoogaOneはウェブページにおいて伝えようとしている内容が間違いなく効率的に伝わることに主眼を置いています。したがって、見る者をいい気分にさせる事を目的としたウェブページにはMoogaOneは不要です。MoogaOneからは審美的要素は極力排除されています。

おしゃれ・かっこいいなどの審美的要素は、情報の伝達の邪魔にこそなれ助けにはなりません。誤解を承知で敢えて断言すると、ページのコンテクストを間違いなく効率よく伝えるには「デザインしないに限る」のです。MoogaOneはデザインしないデザインです。

単調でメリハリのないデザインでは?

はい、単調です。メリハリないです。ウェブデザイナにとって、目立たせたいメニュー、よく使われるであろうメニューをもっと大きくするとかして目立たせたいという考えは、抗いがたい誘惑です。しかし一つのメニューを他のものより目立たせるという行為は、他のメニューを目立たなくする事とワンセットになった両刃の剣です。

ユーザは様々な目的を持ってサイトを訪れます。また、同一のユーザであっても毎回同じ目的でサイトを訪れるとは限りません。MoogaOneは、サイト内の何がメインで何がサブかをできるだけ提示しないようにしています。マジョリティを満足させるマーケティング型志向ではなく、全てのユーザに対し公平に使い勝手を約束するユニバーサルデザインの思想です。

トップページがゴチャゴチャしすぎでは?

はい、ゴチャゴチャしてます。なぜかというと、ウェブサイトのコンテンツへの直接リンクをできるだけ多く表示しているからです。じゃあ、たくさんあるコンテンツを仕分けして(例えば5つくらいのグループにして)、トップページにはそれらのグループへのリンク5つだけにすればスッキリするのではとお思いですか? そのとおりです。しかし、スッキリすること=情報の探しやすさなのでしょうか?

例えばモノが整理整頓されていると、探し物をしているときに見つけやすい。それはそのとおりです。しかしそれは「自分の家」や「自分の事務所の机のまわり」の場合ではないでしょうか? 同じものを探すのでも、それが他人の家やデスクだと、その人がどういうモノの仕分けをしているのか、仕分けしたものをどこに置いているのか分からないので、苦労するのではありませんか? まして、探すときに一度開けた引き出しや箱は必ず締めなければならないとしたら?

モノの分類・整理の基準は人それぞれです。例えばハサミは文房具ですが、あなたの家では台所の流しの引き出しにあるハサミで全ての用を済ませていませんか? いやいや飽くまで文房具だから家ではミズヤの文具入れに入れています、という人もいるでしょう。リンクの少ないシンプルなウェブページは一見使いやすそうですが、欲しい情報がどのリンクをたどっていった先にあるのかは、必ずしも明確ではありません。スッキリしたトップページを持つサイトほど、一発でサイト内に格納されている情報を探し当てるのは困難と言うこともできます。MoogaOne のトップページは、最初から引き出しが開けっ放しにして中身が見えている方がモノは探しやすいという考えに基づいています。

サイトを使い慣れた人にはかえって不便なデザインでは?

私をウェブユーザビリティに目覚めさせた Homepage Usability (Jakob Nielsen) という本があります。50の有名企業サイトのトップページをユーザビリティの面から徹底的に批評したものです。Amazon.com 上のこの本のページのレビューに、ある読者が以下のようなコメントを書いていました。「この著者は勉強不足だ。私は長年Amazonを使ってきて、その使い方を熟知しているが、Amazonサイト上の各機能などについて著者は全く勘違いしている点が多い。したがってこの本は信頼できない」(注:この本はAmazonのトップページに対しても辛辣な批評をしていました)

残念ながらこの読者は、この偉大な本に接しても、ウェブユーザビリティというものを理解するに至らなかったのでしょう。本当のところは「ウェブ批評家を以ってするニールセン氏でさえ、Amazonサイトの機能は簡単に理解できるものではなかった」いうことです。いわんや、初めてAmazonのサイトを訪れる一般のユーザにはもっと理解困難であるということを表しているのではないですか? この読者のようにあるサイトを熟知したヘビーユーザは、自分が初めてそのサイトを訪れたときのことをすっかり忘れています。この読者に限らず我々は、ある事柄を理解できない人が「なぜ」「どういうふうに」分からないか、「なぜ間違い」「なぜ誤解」するのか、という事については中々想像が及びません。ユーザビリティとは、誰かが作ったものを(またはこれから自分が作ろうとしているものを)、そのものに関する何の知識もない人になりきって、使い勝手を検証する科学的姿勢です。

パソコンにしてもウェブページにしても、ヘビーユーザになればなるほど自分の使う機能だけがあれば使いやすいと思うようになります。パソコンがある程度カスタマイズできるように、ウェブページもカスタマイズできるのが究極の使いやすさであるという考えは全く的を射たものです。しかし選択したコンテンツだけを表示させるような動的ウェブページを作るには、高度な技術知識を必要とします。それを実現するために作成を外注できるだけの財力があれば、ぜひそうしてください。MoogaOneはそれだけのお金と知識を持ち合わせない方のためのひな形です。ユーザだけではなくウェブページの作成者のユーザビリティも考慮して、ごく基本的なHTMLとcssの知識だけでウェブページが作成できるようなひな形です。

お問い合わせメールはmoogaone@gmail.com(@は小文字にして)まで

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